男性用の育毛剤 ミノキシジルの効果・効能・副作用

ミノキシジルとは、1960年代に米国の製薬メーカー『アップジョン社(現ファイザー社)』が開発した血管拡張剤の一種です。血管を一時的に拡張する働きがあり、元々は高血圧の治療薬として使われていました。

そして、ミノキシジルには副作用がいくつかあり、頭皮のかゆみや頭皮の炎症、湿疹といったものがありました。そしてもう一つ、「多毛症」と呼ばれる副作用もあり、これはミノキシジルを服用した患者の毛髪や体毛が濃くなるというものです。

後に、この副作用の研究開発が進められ、育毛剤として新たに流通していく事になります。本来は経口薬だったミノキシジルが、育毛用として有名になっていくわけです。

目次

ミノキシジルの効果・効能

冒頭で説明したように、ミノキシジルには血管拡張作用があります。ミノキシジル配合の育毛剤を、薄毛や抜け毛が気になる部分に塗布すると、皮下の血管が一時的に拡張し、血流が増加します。

すると、毛根へ酸素や栄養素の補給がスムーズになり、発毛・育毛を司る「毛母細胞」のはたらきを活性化することができます。この作用を利用して発毛を促すわけです。

このページの後半で紹介する大正製薬の「リアップ×5」の発毛効果比較データでは、薄くなった頭皮がほぼ完全に被われる【著明改善】が4.3%、薄くなった頭皮から発毛が始まる【中等度改善】が50.7%。そして、軽微な毛髪成長【軽度改善】の38.6%を加えると93.6%の改善効果が現れたとの実験報告もあります。

このデータを裏付ける情報として、日本皮膚科学会が発表した「男性型脱毛症診療ガイドライン」があります。この報告書の中でも、「ミノキシジル」と「フィナステリド」は「発毛効果が最も高い」と報告された成分でもあります。

ミノキシジルの副作用

冒頭にも少し触れたのですが、ミノキシジルには痒みや湿疹、頭皮の炎症といった副作用が報告されています。特に、頭に塗りこむタイプではこの副作用が起こりやすく、ミノキシジルに含まれる非作用成分のプロピレングリコールに対するアレルギー反応等もしばしば見られれます。

また、経口タイプによる、多量のミノキシジル摂取は、低血圧の原因になる可能性もあります。他にも、眠気や頭痛、性欲減退やめまい、胸の痛み、動機がするといった副作用も報告されており、自分の体に合っているのかどうかをしっかりと見極め、異常が出た場合はすぐに使用を中止し、医師の診断を受けるといった対処も必要になってきます。

命に関わるような副作用は報告されておらず、上記で紹介した副作用も、まだ軽微な部類に入るものが多いです。ただし、これは様々なところで口コミとしても報告されていますが、体毛も濃くなってしまうようです。頭にだけ集中してほしいところですが、普段から体毛が気になっているという方は、気をつけたほうがいいかもしれません。

体毛が濃くなることで、薄毛以外に悩みを持ってしまい、それがストレスになってしまう場合もあります。また、ミノキシジルの服用による初期脱毛を引き起こす可能性もあります。詳しくは以下のページでご覧下さい。

>>ミノキシジルやフィナステリドで抜け毛が多くなる?

ミノキシジルを含む育毛剤

現在では、このミノキシジルを含む市販の育毛剤も販売されています。海外製品の方が種類が多く、効果が高いものもあるのですが、やはり国産が安心できるという方の間では、リアップが有名でしょう。

大正製薬 リアップ(RiUP)

大正製薬が販売している「リアップ」は、ミノキシジルを配合した育毛剤です。商品名としては「リアッププラス」や、ミノキシジルが5%配合された「リアップx5」が有名ですね。(女性用のリアップリジェンヌという製品もあります。)

リアップは、ミノキシジルの含有量が1%と、海外製品に比べて少ないので、かゆみや湿疹といった副作用が起こりにくくなっていますが、まったく副作用が無いというわけではありません。発売前の臨床実験では、被験者の約10%に「かゆみ」等の副作用が出たとのことです。

ただし、「毛が生えるならかゆみなんてどうでもよい」という利用者の方が圧倒的ではありますので、さらにミノキシジルの成分が濃い海外製品が、最近では良く売れているようです。大正製薬からも、ミノキシジルの含有量が5%となった「リアップx5」も発売され、対抗馬として販売数を伸ばしているようです。

ちなみに、現在日本国内で認可されているミノキシジル育毛剤は、このリアップのみとなっています。薬剤師の居るドラッグストアや薬局等で購入する事が可能です。

アップジョン社(現ファイザー社) ロゲイン

1980年代に、世界で始めてのミノキシジル配合の育毛剤として、アップジョン社(現ファイザー社)からロゲインの販売が開始されました。このロゲインが育毛剤のパイオニアとなり、世界各国で広く育毛剤として知られるようになりました。

ミノキシジルは米国FDA(食品医薬品局)でも、「脱毛症治療薬」として正式に認可されていましたので、安全性にも問題が無いとのことで、世界各地からも注目が集中。一時品薄状態となる程の売れ行きを記録しました。

現在も販売されており、その発毛効果が根強い人気の一つとなっています。最近では、外用薬だけでなく、同様の成分をカプセルから摂取できる経口薬も開発・販売されており、AGAの改善に役立っています。

ミノキシジル配合の育毛剤のページでは、ミノキシジルを有効成分とする様々な育毛剤を紹介していますので、こちらのページも併せてご覧下さい。

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