クルクミンと5α-リダクターゼの関係

クルクミンはカレーのスパイスであるウコンの黄色色素です。ポリフェノールの一種であるクルクミノイドに分類されており、ケト型とエノール型の2つの互変異性体が存在し、固体および溶液中においては後者の方がエネルギー的に安定的であると、wikipediaのクルクミンで解説されています。

そして、このクルクミンが最近の研究によって、AGAに効果があるのではないかと注目されています。

クルクミンが5a-リダクターゼを阻害する

AGAによる脱毛の原因の8~90%が、男性ホルモンによるものと言われています。ジヒドロテストステロン(DHT)と5αリダクターゼの項目で詳しく説明していますが、「5αリダクターゼ」という還元酵素が、最近の研究によって抜け毛の主な原因になることが分かってきました。

AGAの抜け毛を改善するために、この5α-リダクターゼをなんとかしなければいけないのですが、ミノキシジルフィナステリドといった有名な成分は、この5α-リダクターゼとテストステロンの結びつきを阻害して、DHTが生成されないようにしてくれるのです。

そして最近になって、これらの有名な成分の他にも、5α-リダクターゼを阻害する作用があるとされる成分が発見されました。それがクルクミンです。日本薬学会等で発表され、その効果が注目されてきました。

そして現在では、クルクミンは高濃度で抽出された「クルクミンエキス」として、天然のサプリメントとしても利用されているのです。

クルクミンエキスとは?

クルクミンはショウガ科の植物「ウコン」の塊根から抽出された、黄色いエキスです。前述したように、5α-リダクターゼ阻害作用が日本薬学会等で発表され、さらに、優れた抗酸化作用もあることから、アンチエイジングの面でも注目を集める成分です。

まだまだ研究が続けられている成分なのですが、ウコン自体に様々な効能があることは、お酒が好きな方でなくてもなんとなくは知っているのではないでしょうか?簡単にウコンの効能だけを並べてみても、以下の様なものがあります。

  • 肝機能の改善、回復
  • 胃腸や肝臓の機能改善
  • 二日酔いの予防
  • 胆汁の分泌を促進して強力な解毒作用を発揮
  • 肝臓の機能を高める
  • 抗酸化による老化防止
  • がん抑制
  • 殺菌作用による胃炎の抑制

他にも様々な効果・効能があるようですが、これだけ見ていると、いったいどれだけ万能なのかとツッコミを入れてしまいそうになります。そして、これらの効能に加えて、先にも述べた5α-リダクターゼの阻害作用も発見されたというわけです。

クルクミン(ウコン)はAGAの救世主となれるのか?

実際に、クルクミンが配合された育毛サプリも販売されており、「二日酔いに効くウコン」以外での認知度も上がってきている様子です。

今後、さらに研究が進んでAGAに有効な天然成分として商品の開発が行なわれていけば、ミノキシジルやフィナステリド、ストレスホルモンを抑えることで脱毛を抑えるスペクトラルF7に続く、薄毛・抜け毛に悩んでいる方々の希望の星となるかもしれません。

2012年12月現在で最も発毛効果が高いとされている成分はミノキシジルとフィナステリドであり、これは日本皮膚科学会で発表された「男性型脱毛症診療ガイドライン」でも、その効果がしっかりと認められています。

現在進行形で研究が続いている成分でもあるので、クルクミンが男性型脱毛症診療ガイドラインに記載されるまでは、オーソドックスにミノキとフィナを併用するAGA治療が最もベターだと思います。

副作用が非常に少ない事からも、もし育毛分野でウコンが実用化されれば、世界中でウコンの品薄状態が起こるかもしれませんね。

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