毛母細胞を活性化させて発毛・育毛を促進する

毛母細胞の働きのページで詳しく解説していますが、この細胞が活発に働かなければ、健康な髪の毛は生えてこなくなります。そして、毛母細胞の働きが鈍くなってしまう要因はたくさんあるのですが、細胞の不活性化ばかりに目を向けていてはいけません。

発毛と育毛を正しいサイクルで行なうには「毛母細胞の活性化」も重要なキーワードとなります。

毛母細胞を活性化させる方法とは?

毛母細胞を活性化させるために、まず最初に思いつくのが育毛シャンプーや育毛サプリメント、育毛剤等の、頭皮に直接効果があるとされているこれらの製品です。

頭皮環境を整え、毛母細胞に直接影響を与えるこれらの商品は、自分の頭皮と相性のよい、副作用の少ないものを選ぶことができれば効果も期待できますが、シャンプーや育毛剤等の外的刺激でも説明したように、逆に頭皮環境を悪化させてしまう可能性もある等、諸刃の剣でもあるのです。

育毛剤や育毛シャンプーを使う前に、まずはどういった成分が毛母細胞を活性化させるのかを知っておく必要があります。

トチバニンジン

トチバニンジンとは、ウコギ科の山林に自生している多年草で、北海道、本州、四国、九州など、広くに生息しています。高さは50~80cm程まで成長し、6月から8月頃に花を咲かせます。

このトチバニンジンの根を乾燥させたものは、古くから漢方として用いられており、血行促進の効果に加えて、毛母細胞を活性化させる作用があることから、育毛剤に配合されることが多くなっています。

ビオチン

ビタミンB群含まれている成分で、別名はビタミンHと呼ばれています(H番目に発見されたことから)。脱毛防止の他、白髪を押さえる働きがあると言われています。

>>ビオチンで脱毛予防

ペンタデカン酸グリセリド

ペンタデカン酸グリセリド(PDG)は、発毛・育毛剤の主流である「毛細血管の拡張」や「男性ホルモンの阻害」といった作用とは異なり、休止期となった毛乳頭に直接栄養素を運ぶことができる成分です。

毛乳頭へ運ばれる栄養素は、成長期には豊富ですが、休止期に入ると減少してしまいます。ペンタデカン酸グリセリドは、この休止期にある毛乳頭に積極的に働きかけ、発毛を促す成分です。この物質が開発された当初は、休止期の毛乳頭に積極的に働きかける成分だとして、世界的な注目を集めました。

補足として、ペンタデカン酸グリセリド(PDG)は「アデノシン三リン酸(ATP)」という成分が増加するのをサポートする作用があると言われています。ややこしい用語が多くなってしまうのですが、このアデノシン三リン酸は、髪の毛の発毛時に毛乳頭の周辺に増加するということが分かっています。

この物質は発毛に関わる作用があると考えられているのですが、そのアデノシン三リン酸を増加させる働きが、ペンタデカン酸グリセリドにはあるのです。

安全性を第一に重視する

育毛剤や育毛シャンプーには、発毛に良いとされる様々な成分を配合しているのですが、発毛に良いからといって、あれもこれもと試すというのはあまりおすすめできません。

発毛に最も効果があるとされているフィナステリドミノキシジルにも副作用があるように、薬用成分には何かしらの副作用が存在しています。天然由来と呼ばれる成分にしても、何かしらの副作用の可能性はあります。自然界にも、人の体に害を及ぼす成分はたくさんあるのです。

「医薬品」や「医薬部外品」と書かれている商品は、その名の通り「薬品」が使われています。作用があれば副作用もあるわけです。副作用も無く、ピンポイントで何かしらの良い効果だけを出すといった、そんな都合の良い製品は無いと考えてください。

それらも踏まえた上で、先程も紹介したような細胞を活性化させる成分を含んだ育毛シャンプーや育毛剤を使用していくべきです。

アミノ酸系シャンプーが頭皮には良い?

これは良く言われている事なのですが、アミノ酸系のシャンプーは頭皮や髪の毛のダメージを少なくし、皮脂を取り過ぎないシャンプーとして、最近はかなりの人気となっています。

頭皮に合った正しいシャンプーの選び方抜け毛を促進してしまうシャンプーとは?を参考に、自分の頭皮にあったアミノ酸系シャンプーを選んでもらうと良いのですが、ここで勘違いして欲しくないのが、「育毛シャンプーだけでは積極的な発毛にはならない」ということです。

確かに、アミノ酸系シャンプーは、頭皮環境を整えて、皮脂のバランスや汚れの除去、髪の毛や頭皮に必要な栄養素の補給等を行なってくれるのですが、抜け毛や薄毛の原因となっている根本的な原因を取り除かなくては、それは「発毛」ではなく、「現状維持」です。

先にも書きましたが、発毛効果が最も高いとされている成分が、ミノキシジルとフィナステリドです。この二つは、日本皮膚科学会が発表した「男性型脱毛症診療ガイドライン」の報告書の中でも、「発毛効果が最も高い」と報告された成分です。

育毛シャンプーや育毛サプリは、あくまでAGA治療の効果を高め、育毛剤の発毛作用を手助けするためと考え、根本的な抜け毛・薄毛対策を行なうようにしてください。

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