自毛植毛の種類:単一植毛法

単一植毛とは、採取したドナー(移植のもととなる部位)をグラフト分けし、専用の植毛針を使用して1本ずつ植えつけていく植毛方法で、ニードル式の手術方法のひとつです。

ニードル式の大きな特徴として、穴あけ作業と植え込み作業を同時に行うことが出来るため、手軽でスピーディな植毛を行なうことができる点にあります。

単一植毛のメリット

ニードル式の手術方法である単一植毛には、以下のようなメリットがあります。以下でそれぞれのメリットについて解説してみます。

仕上がりがナチュラル

単一植毛は、グラフトを一本ずつ植毛していくので、毛髪の角度やグラフトの高さ、向き等の自由度が高い特長があります。通常、毛髪は一定の方向ばかりに伸びているわけではなく、生えている部位や個人差によってそれぞれ向きが異なっているのが自然です。

植毛法の原点であるパンチグラフト法などは、この自由が利かなかったために仕上がりが不自然になるのがネックでしたが、単一植毛ではヘアスタイルを柔軟にデザインすることが可能となりました。そのため、より自然な仕上がりを期待することができるのです。

生え際や眉などの細部に最適

1本ずつを植え込んでいく細かな作業であるため、生え際や眉毛等の細かい部分に最適な植毛法です。生え際や眉は特に不自然さが目立つ箇所なので、細かいデザインが可能な単一植毛が適しているといえます。

傷痕が残りにくい

植毛部位にまず切り込みをいれ、専用のピンセットなどで植えつけるスリット式とは対照的に、単一植毛は針による施術なので、傷痕が残りにくく、術後の痛みや出血が少ないというメリットがあります。

単一植毛のデメリット

単一植毛にもいくつかのデメリットが存在します。これはどの自毛植毛にもいえることですが、メリットがある以上、かならずデメリットも存在しています。副作用も痛みも無く、効果もバツグンという夢のような自毛植毛法はまだ考案されていないのです。

植毛に時間がかかる

丁寧に一本ずつ植えていくということは、メリットでもあるのですが、やはり時間はその分かかってしまいます。

植毛にかかる時間は、現場の医師やスタッフの技量にも大きく左右されてしまうのですが、優れた技術を持ってしても、時間はかかってしまいます。

このような理由から、生え際や眉毛等の細部には向いている反面、頭頂部等の広範囲を施術するには、あまり向いていないといえます。

密度に限界がある

1本ずつの植毛であるため、密度はどうしても低くなってしまいます。一本一本の毛髪が太くて濃い人は良いですが、薄くて細い人では、単一植毛は期待した程の効果は得られない可能性があります。

ショックロスのリスクが高い

ニードル式の手法全体に起こりえる副作用として、植毛部位周辺の、元々生えていた毛髪が抜けてしまうというショックロスを引き起こす可能性があります。ショックロス自体は後から改善されますが、一時手的な薄毛状態は避けられません。

反対に、ショックロスの発生する可能性が低い手術方法がスリット式です。全ての人にこの症状が出るわけではありませんが、自毛植毛を行なった人が最も驚くのが、ショックロスなのです。

単一植毛の種類

単一植毛は、基本的に毛髪単位における1単位(シングルグラフト)で植え込むものですが、近年では、より自然な仕上がりを求めて、グラフト分けを毛包単位で行う方法が採用されています。

これは、バンドル法と呼ばれていて、2本毛や3本毛用の針を用いて、高密度な植毛を行なうことが可能となっています。バンドル法ではまばら感が減少して、より自然な仕上がりを実現できます。

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