食生活で白髪を改善する

食生活の乱れは、健康を害するだけでなく、抜毛や白髪の原因にもなってしまいます。もちろん、一番大切なのは体の健康のことなのですが、薄毛を気にする人にとっては、髪の毛の健康も同じくらい大切なのです。

このページでは、どういった食生活が白髪を増やす原因となるのかを説明していきます。

刺激物の過剰摂取

飲酒(アルコール)や喫煙、辛い食べ物や塩分の濃い食事の過剰摂取が引き金となり、白髪が増える場合があります。

これらの刺激物は、まず最初に消化器系に影響を与えます。消化器系は胃や腸等にあたります。消火器系はストレスや刺激に対してとても敏感で、誰でも一度は胃の痛みを経験したことがあると思います。(飲みすぎ食べ過ぎ等)

これらの消化器系の機能が弱ってしまうと、折角取り入れた栄養素が正常に消化されず、栄養として体の中に入りにくくなってしまいます。すると、毛髪に届く栄養が不足してしまい、結果的に白髪が増える要因となってしまうわけです。

飲酒や辛い食べ物は、適度な量であれば血行を促進し、体に良い刺激を与えるのですが、過剰摂取はやはり体に悪い影響を与えてしまうということです。ちなみに、喫煙は百害あって一利なしなので、髪の毛のためだけではなく、健康のためにも禁煙をしてもらいたいものです。

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甘いもの(糖分)の食べすぎ

アイスクリームやジュース、缶コーヒー、チョコレート、菓子パンなどの、糖分を多く含んでいる食べ物や飲み物から、糖分を過剰に摂取することも、白髪の発生に繋がってしまいます。

頭皮には多くの髪が生えていて、毛穴がかなり発達しています。そのため、皮脂腺も身体の他の部位と比較すると圧倒的に多く分泌されるのですが、血中糖度が高くなることで、皮脂腺が刺激されて多くの皮脂が分泌されるようになります。

皮脂の分泌が多くなると、その毛穴を詰まらせます。すると、詰まった皮脂は空気に触れて酸化し、頭皮の炎症や痒み、湿疹を引き起こしてしまうのです。

頭皮の炎症や湿疹は、毛根部分にダメージを与えてしまいます。傷を負った毛根からは白髪が発生しやすくなりますので、そうならないためにも、糖分の多い甘い食べ物は程ほどにしておいたほうが良いでしょう。

ちなみに、アルコールにも糖分が多く含まれていますので、お酒の過剰摂取はアルコール+糖分という、頭皮にとってはあまり良くない条件が揃っています。普段から飲みすぎていると自覚している人は、健康のためにも気をつけておいたほうが良いでしょう。

油分の過剰摂取

スナック菓子やファストフード、揚げ物など油分の多い食事を毎日のように食べている方も要注意です。

油分を過剰に摂取すると、血液の中に中性脂肪が大量に含まれるようになります。この中性脂肪は、先の項で説明した糖分と同様に、皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を促す作用があるのです。皮脂の過剰分泌は毛穴の詰まりや頭皮の炎症の原因となってしまいます。

さらに、中性脂肪は俗に言う「どろどろ血液」の状態を作り出し、血行不良を引き起こす原因にもなります。普段から油分を多く摂取する食生活を送っている人は、現状の食生活を見直すように努力してみましょう。

身体の冷える食べ物

食べ物の中には身体を冷やす効果のあるものがあります。体を冷やす食べ物としては、以下の様なものがあります。

  • スイカ
  • キュウリ
  • ナス
  • バナナ
  • 大根
  • トマト
  • ホウレンソウ
  • 冷たいジュースやお茶
  • アイスクリーム etc…

身体が冷えることは、冷え性や肩こり、首凝りなどを慢性的に抱える原因となります。これらのコリは血行不良状態を引き起こしやすくなるので、髪に十分な栄養が届けられなくなる場合があります。

頭皮への栄養素の不足は、抜け毛や白髪の原因となりますので、例えば夏場であったとしても、常温のお茶や水を飲み、冷たい食べ物は出来るだけ控えるようにします。

冬であれば、温野菜(体温を高める効果のある野菜)を積極的に取り、基礎体温を上昇させるように努力してみましょう。

体温の低下は、毛髪だけでなく、体の至る所に悪い影響を与えます。体温の低下はガンが発生しやすくなるとも言われていますので、体の健康のためにも気をつけておきたいポイントです。

食生活の改善に関しては、以下のページでも詳しく紹介しています。このページと併せて参照してみてください。

>>生活を見直してAGAを予防する

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