キノリンイエローとは?

キノリンイエロー(Quinoline Yellow)はタール色素の一種で、黄色203号に認定された、水溶性の法定色素です。鮮やかなレモンイエローの色調を持ち、家庭用洗剤や化粧品等に使われていますが、食品に対する安全性がまだ確認されていないので、日本では食品への含有は禁止されています。

このページでは、主にキノリンイエローがどういった物質で、何に使われているものなのかを説明したいと思います。

キノリンイエローは着色料に使われている

AGAの治療薬として有名なプロペシアやフィンペシアには、キノリンイエローWS(黄色203号)という着色料が使われてます。そして、このキノリンイエローはタール色素の1つで、国によっては人体に対する安全性が確認できないということで、化粧品や家庭用洗剤、シャンプー等への利用はできますが、食品として含有することは禁止、または制限されています。

あくまで「安全性が確認できない」ために禁止・制限されているのであって、一般的に噂となっている発がん性が認められるからではありません。

しかしながら、キノリンイエローは子供が摂取すると、多動傾向や知能低下を引き起こす可能性があると指摘されており、小さな子供が家庭にいる場合は、その取扱いには十分に注意しておきたいところです。

また、フィナステリドの成分自体も、女性の服用はもちろん、接触も禁忌とされていますので、同じく取扱いには気をつけておかなければなりません。

健康への影響

キノリンイエローは危険なのか?のページでも、危険性に関して記事を書いているのですが、この項目ではもう少し突っ込んだ内容を紹介したいと思います。

イギリスでは、キノリンイエローの日常の食生活での摂取について、「1日に体重1kgにつき0.5mg」としています。これは、体重20kgの子供の場合であれば、約10mgということになります。

なぜ摂取を制限しているのかというと、先の項でも説明したように、子供がキノリンイエローを摂取してしまうと、多動傾向や知能低下を引き起こす可能性があるということが分かってきたからです。しかし、この副作用はあくまで子供に対して発生するものであって、大人が摂取することでどういった副作用が起こるのかはわかっていません。

キノリンイエローが含まれているフィンペシアやプロペシアは大人用であり、コーティング剤として極微量を使用しているに過ぎません。また、先進国では発癌性などどこにも書かれておらず、食品へは使用量を制限されているにすぎないのです。

何事も摂り過ぎは体に害を及ぼします。私達の身近なもので言えば喫煙が挙げられますが、タバコに含まれている成分は、はっきり言えば私達の体にとっては害となる成分が使われているのですが、そのことについて気にしている喫煙者はあまりいないのではないでしょうか?

キノリンイエローの発がん性については、プロペシアが発毛に効果が高いと分かり、多くの薄毛に悩まされる人達に使われるようになってから出てきた噂です。ネット社会の普及によって、このような噂はまたたくまに広がりますので、未だに根強い噂として語られていると感じています。

しかし、今後のさらなる研究によって、キノリンイエローになんらかの副作用が発見される可能性もあります。少しでも疑わしい・・・と感じる人は、危機管理の一環として、キノリンイエローフリーのフィナステリド錠剤を使ってみるのも良いですね。

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