AGA(男性型脱毛症)と男性ホルモンの関係

AGAの最も大きな原因としては、男性ホルモンによる働きが大きいと言われています。基本手な部分に関しては、AGA(男性型脱毛症)とは?のページとAGAの原因にて説明していますが、このページでは男性ホルモンとAGAの関係について掘り下げていきます。

AGAに関係のある男性ホルモンの種類とその働き

男性ホルモンには、「テストステロン」「ジヒドロテストステロン」「デヒドロエピアンドロステロン」「アンドロステロン」「アンドロステンジオン」などがあり、一般的にAGAによる薄毛に悩まされている男性は、総テストステロンレベルは低いとされています。

5αリダクターゼは、遊離テストステロンをDHTへと変換する酵素として知られており、主に頭皮と前立腺に存在しており、遺伝子も解析されています。5αリダクターゼの活性は頭皮のDHTレベルを決定する要素となっており、FDA(米国食品医薬品局)によって脱毛症の治療薬として認可されている、5αリダクターゼの阻害薬(フィナステリド)の使用量を決める目安にもなっています。

性ホルモン結合グロブリン(sex hormone binding globulin、頭文字を取って SHBG)はテストステロンと結合し、その活性を抑えてDHTへの変換を抑制します。DHTレベルが高い人は一般的にSHBGレベルは低いということが確認されています。

また、SHBGはインスリンにより下方制御されており、インスリン様成長因子1(insulin-like growth factor-1, IGF-1)の上昇は頭頂部の脱毛に関連していると言われています。

インスリンレベルと薄毛・抜け毛の関係

メタボ(メタボリックシンドローム)気味の人や、抜け毛や薄毛に悩んでいる人は、このインスリンレベルが高いと言われており、インスリンの大小がこれらに関係していると考えられています。また、男性や妊娠していない女性ではSHBGレベルが低いことと、耐糖能や糖尿病のリスクとに関連があるといわれていますが、女性の場合妊娠するとこの関連はなくなります。

遺伝的な要素はAGAの発症や進行に大きく関わっていますが、生活習慣もまた大きな要素となります(生活環境による薄毛・抜け毛)。生活習慣が薄毛に関係する事例としては、日本で第二次世界大戦後に男性型脱毛症が激増したことが例として挙げられます。戦時後で食べ物が少なく、栄養が不足していたことで薄毛となっていたようです。

また、毎日十分な有酸素運動を行なうことで、インスリンのベースラインは低くなっていきます。さらに、総テストステロンレベルや遊離テストステロンレベルもベースラインが低くなっていき、DHTのベースラインも大きく下がっていきます。他にも、ウエイトトレーニングにより遊離テストステロンレベルが下がったという研究内容も報告されています。

冒頭にも書きましたが、AGAの原因として高い割合を占めるのは男性ホルモンによる影響ですが、運動不足とAGAの関係や、有酸素運動で血流を改善するも参考にしつつ、適度な運動はまったくの無意味では無いということを知っておいてください。

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