シャンプーをやめると髪の毛が増える?

最近、様々なメディアで目に付くようになってきた「シャンプーと薄毛」に関する情報ですが、今回もそのネタに関係した情報を紹介します。

悩み関連のニュースや書籍等は、興味を引くためにかなり大げさな見出しをつけていることが多いのですが、この書籍の見出しでも「シャンプーをやめると髪の毛が増える」と断言しています。しかし、抜け毛に至る大きな原因でもあるAGAの仕組みを理解していると、シャンプーをやめたくらいで髪の毛は生えてこないということが分かります。

しかし、この書籍では、髪の毛を生やす方法というよりも、「シャンプーに含まれている強力な洗浄剤による皮脂の消失」が頭皮に悪影響を与えていると説明されています。

著者の宇津木龍一氏はアンチエイジング治療の専門医であり、「脱シャンプー」と「水洗髪」を実践するようになってから、髪の毛一本一本が太くなり、本数も増えて頭皮のべた付きが無くなった上に、加齢臭も無くなったそうです。

水洗髪に関しては、当ブログでも「湯シャン」の題名でその方法を紹介していますが、湯シャンに比べて多少水の温度が低い(34~35度)くらいで、後は殆ど同じなので、興味があれば湯シャンのページも確認してみてください。

シャンプーをやめた方が良いとされる理由

この書籍の中では、シャンプーに含まれている界面活性剤が全ての元凶であると語られています。断定的な意見は賛否両論あると思いますが、私も少なからず、その意見に賛同している部分があります。

しかし、シャンプー全てがダメというわけではありません。問題となるのは、頭皮のべた付きが気になるあまり、適切で無い回数のシャンプーを行うことによって「過剰な皮脂の除去」が行われ、ますます皮脂が分泌されてしまうことが問題なのです。

皮脂の分泌が過剰になると、皮脂をエサとする皮膚常在菌が増えすぎることで、毛穴の詰まりや頭皮の汚れを招き、抜け毛の原因となってしまいます。

また、皮脂が不足することで、頭皮ではさらに皮脂が作られるようになるのですが、その際、より大量に皮脂を分泌するために「皮脂腺」が発達しすぎてしまう結果となります。

皮脂腺が発達することで、本来は毛髪を作るために消費されるはずだった栄養素が、皮脂の分泌が生産されることに使われてしまいます。これは結果として、毛髪の減少にも繋がってしまうというわけです。

本書の中では、シャンプーを利用することによる直接の影響にも触れられています。それは、シャンプーを使い続けることで、頭皮が確実に薄くなっていくということ。頭皮が薄くなる原因として、ここでも界面活性剤の名前が挙がっています。

界面活性剤はアミノ酸などで形成された「頭皮のバリア機能」を破壊して、頭皮の乾燥を招く結果となってしまいます。乾燥した頭皮では新たな細胞が作られにくくなり、そして次第に頭皮は薄くなっていくそうです。

コシやハリがあり、太くて切れ難い健康的な髪の毛は、シットリと潤いが有り、適度な皮脂に守られている環境の整った頭皮からでないと生えてきません。「頭皮」という土壌がしっかりと肥えていなければ、「毛根」という名の作物はしっかりと根を張ることが出来ないのです。

シャンプーの成分に関するネタは、当ブログでも過去にいくつか紹介しています。市販シャンプーの主成分 ラウリル硫酸Naとラウレス硫酸Naは悪なのか?市販のシャンプーを使い続ける事は危険なのか?でも、今回の記事に関連する内容を書いていますので、興味のある方は是非。

日々の頭皮ケアが大切

こういった書籍を読むと、じゃあ今日からシャンプーの利用をやめてしまおう!と極論に走ってしまう方も少なくは無いと思います。情報の出所は様々ですし、その情報を信じて実践していくのは個人の自由です。

しかし、「著名な誰かがそう言ってるから」という判断基準で、なんでも実践して取り入れていくのはあまりにも早計といいますか、よかれと思ってやっていることが、自分にとっては全くのマイナスでしか無かったということにもなりかねません。

その点、この書籍の中では、皮脂の過剰な除去によって頭皮にどのような変化が現れるのかを、「アンチエイジング」という専門の分野から考察し、その結果起こる頭皮の反応等が解説されています。

到底素人では分からない、専門的な内容を知識としてフィードバックすることができますので、「髪の毛を生やしたい」という気持ちではなく、「頭皮を健康的に保つ」ための知識が得られる書籍として見れば、満足度の高い情報が得られるのではないでしょうか。そして、それらの知識を踏まえれば、日々の頭皮ケアがいかに大切であるかと気付かされるでしょう。

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