【朗報】毛根再生で髪ふさふさ?!再生医療革命が到来か

久々に「朗報」シリーズのニュース記事を紹介します。まだ記憶に新しい「iPS細胞」が、将来我々から「薄毛」の悩みを取り去ってくれるかも知れない・・・。そんな夢の様な(男にとっては)時代が、もう少し待てば到来するかもしれないのです。

 ノーベル賞を受賞した山中伸弥氏が開発したiPS細胞を使って昨年、世界初の臨床研究が日本で成功。20兆円とされる再生医療の市場に資生堂、武田、富士フイルム、ベンチャーが続々と参入し、夢の治療実現に乗り出した。いよいよ到来した再生医療革命の実態をリポートする。

~中略~

◇はげ/薄毛

皮膚も毛根も再生する――。再生医療のドル箱になると見られているのが、実は美容業界だ。

薄毛治療に革命!? 資生堂は、フサフサだった髪を再生すべく、再生医療に力を入れる。

毛根の奥にあり、毛が生えるのに重要な細胞を患者から取り出し、増やした後、再び患者の頭皮に移植する。

毛髪再生の流れはこうだ。この細胞をとるために、患者の毛髪のある部分から直径数ミリ角程度、毛根ごと頭皮を切る。そこからこの細胞を分離し、数カ月かけて数十個の細胞を数百万個に増やす。薄毛になった頭皮に注入すると、細胞が衰えた毛根の近くに拡散し、毛根を刺激して元気な髪が再び生える状態に戻していく。

同社ライフサイエンス研究センター再生医療開発室長の岸本治郎氏はこう話す。

「個人差はありますが、男女ともに効果が期待できます。自分の細胞を使い、既存の毛根を再活性化させるので安全面も期待できます。さらに、細胞を少しとって増やすので、自分の毛根を頭に一本一本植え付ける植毛より体の負担が少ないと考えられます」

植毛と比べて手術も簡単で医師の技量に左右されないうえ、育毛剤と比べて時間がかからない。

「自分の細胞を使い、大きな手術もいらない再生医療では、医師の技術の水準もほぼ等しい。女性にも抵抗なく使っていただけるのではないかと考えています」(岸本氏)

資生堂は、毛髪の再生医療でカナダのベンチャー企業と2013年に提携し技術協力を得た。今年度中には毛髪再生医療の臨床研究を行い、18年の実用化を目指す。

日本人男性で薄毛を認識している人は1260万人、気にしている人は800万人(日本医事新報04年)。女性を含めるとそれ以上と言われる。薄毛に悩む人に新たな光となりそうだ。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150706-00000000-sasahi-sctch

iPS細胞に関する記事は、当ブログでも過去に幾つか紹介してきました。

まだそれほど古いニュースではありませんが、iPS細胞の研究が進むにつれて「薄毛」という人類史上の「難病」を克服できる日が近づいているなと感じますね。

ちなみに、毛髪再生医療では「育毛剤とくらべて髪の毛が生えてくる(回復する)時間がかからない」という大きな利点があります。また、自分の細胞を利用するので、拒否反応等が起こらず、細胞の定着も早く確実に行われるため、失敗の可能性もかなり低くなるということです。

先ほどのニュース記事の中で、赤文字と下線で目立たせている部分がそれにあたるのですが、さらに注目すべきはその技術が「2018年」までの実用化を目指して現在臨床実験が行われているという事実。そうです、遠い未来のことではありません。もう目前にその瞬間は迫っているというわけです。

治療にかかる費用は高額であると予想されますが、治療方法が確立され、症例数も増えるほどに治療費も下がってくるはず。もう少し辛抱すれば、フサフサの黒髪が誰にでも手に入る時代が必ず到来するに違いありません。

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