代謝異常性脱毛症は、ホルモンバランスの崩れや偏った食生活、乱れた生活環境が原因で起こる、新しいタイプの脱毛症で、最近になって言われるようになってきた、新しいタイプの脱毛症です。
その名の通り、代謝に異常が生じることによって起こる脱毛症です。代謝というのは細胞の生まれ変わりのことで、細胞は一定のサイクルで分裂と死滅を繰り返し、体の機能を維持しています。しかし、様々な原因によって代謝に異常が生じることにより、脱毛や薄毛などが起こるケースがあります。これを代謝異常脱毛症と言います。
代謝異常脱毛症の特徴として、突然髪が抜け落ち、その抜け落ちた髪の毛は歪んでいたり蛇がグネグネととぐろを巻いているような形をしており、毛根が極端に細くなっている特徴があります。また、毛髪が細くなるケースもあり、その現れ方に一貫性はありません。
代謝異常性脱毛症の原因
原因としては、ホルモンバランスの崩れや食生活の偏り、不規則な生活やストレス等が考えられています。喫煙やお酒の過剰摂取、環境ホルモンなども原因の一つと言われていますが、最も原因として多いとされるのが、食生活も含めた生活習慣の乱れです。
コンビニ食や外食を続けていれば、栄養が偏り、代謝が乱れてしまう要因となります。タバコの本数を減らしたり、少しでも栄養のバランスを整えるといったように、節制を行なう必要があります。
また、過度なダイエットによる栄養の不足や、それによるストレスも代謝異常性脱毛の原因となりますので、女性の方は無理なダイエットは行なわず、しっかりとバランスの取れた栄養を摂るように心がけましょう。
不規則な生活や過度のダイエットが原因となることからも、代謝異常性脱毛は若い年齢層に多い脱毛症としても知られているのです。
代謝異常性脱毛症の治療と予防
原因の項目でも書きましたが、まずは規則正しい生活を行なうことで、代謝異常性脱毛症を予防する事が出来ます。遺伝的なものはあまり関係なく、普段の生活から招いてしまう脱毛症とも言えますので、ライフスタイルを見直し、改善していくことで自然と収まります。
食生活の見直しには、外食をやめて自炊を行い、バランスの取れた食事を心がけましょう。自炊を行なっていても、栄養の偏りを感じている場合は、サプリメントによる栄養補給も効果的です。
適度な運動も心がけて、禁煙や禁酒を行なう等して、自分の生活態度を改めなければ、再発する可能性も高い脱毛症なのです。