薄毛・抜け毛予防に効果的な治療法と対策まとめ

当ブログでは、主にAGA(男性型脱毛症)に関する基礎知識やその対策方法、薄毛、抜け毛に関する豆知識を中心に掲載しているのですが、検索キーワードを見ていても、やはり「AGA」関連のキーワードが多いという特徴があります。

関連ワードとして、「治療」や「対策」、さらに「自毛植毛」といったワードが並んでおり、薄毛・抜け毛に悩む人が、当サイトへ何らかの解決策が無いかを期待して閲覧しているということがわかります。

そこで、このページでは、現時点(2014年)の「最もオーソドックス」なAGAの対策と治療に関する内容をまとめ、このページを見ることによって、薄毛・抜け毛に悩む人になんらかのヒントを得てもらうことを目的として、当ブログでかかれた記事を紹介しつつ、記事を構成しています。

目次

まずは抜け毛のチェックを行なう

「最近抜け毛が増えてきた」と感じたら、まずはその抜毛の状態をチェックしてみましょう。抜け毛が増えたから自分はAGAだ!と決め付けるのは早すぎます。人間、誰でも抜け毛は発生しますし、加齢による老化やその時のストレス、体調や季節等、様々な要因を受けて抜け毛は発生します。

>>AGA(男性型脱毛症)のセルフチェック

また、1日に抜ける髪の毛の量が、以前に比べて明らかに多くなっていたり、抜け落ちた髪の毛に、短いものや極端に細い抜け毛が多く含まれている場合、AGAの可能性が疑われます。

>>抜け毛の質に注意

医師に相談する

薄毛・抜け毛に関する問題は非常にデリケートで、人に相談しにくい側面を持ち合わせています。それは医師に対しても同じで、「薄毛くらいで・・」と考え、なかなか診断を受けることができずにいる方は非常に多いと聞きます。

しかし、現在は薄毛に対する治療法も徐々に確立されており、発毛に関する専門外来も増えてきました。不妊治療やEDに代表されるように、AGA(男性型脱毛症)も、気軽に医師に相談できる体制が整いつつあります。

後述しますが、自己責任による自己流での薄毛治療は可能で、現に自分で薄毛治療を行ない、改善できたという方も大勢居ます。しかし、育毛剤に対してアレルギー反応を起こしたり、そもそも薄毛の原因がAGAで無い場合等、間違った治療対策を行なってしまい、結果的に症状を悪化させることにもつながりかねません。

まずは医師に専門的な診察を行なってもらい、薄毛の原因を特定し、使用する育毛剤に対して問題が無いかを確認し、安全面に十分配慮した育毛活動を行なっていくべきでしょう。

>>専門外来による発毛治療

どうしても医師に相談するのは恥ずかしい・・という場合

そうはいっても、薄毛の事を人に相談するのは恥ずかしい・・・。という場合も多いでしょう。そこで便利なのが、自宅で簡単に、自分がAGAなのかどうかを判定する、AGA遺伝子検査キットを利用する方法です。

現在、男性型脱毛症はその人の遺伝子を調べることで、簡単に判明できるようになっており、このキットで自分の頬(ほほ)の内側を軽くこすり、郵送にて販売元へ郵送すれば、約3週間ほどで結果が郵送されてきます。

しかし、この検査で自分がAGAだとわかれば、結局は病院での診察を受けることになります。AGAは放置しておけばおくほど進行し、気付いたときにはもう治療が不可能な程に進行してしまう可能性がありますので、できるだけ医師の診断は受けるべきでしょう。

ミノキシジルとフィナステリドで薄毛・抜け毛を改善する

世の中には、育毛剤や育毛サプリメント、育毛シャンプーといった、育毛関連の商品が多種多様、様々な種類で販売されています。しかし、実際の効果は分からず、値段もバラバラで体験談等も人それぞれです。中には、企業側がステマ(ステルスマーケティング)を行ない、あたかも効果があるように謳っている商品まで堂々と販売されています。

薄毛・抜け毛に悩めば悩む程、こういった似非商品に手を出してしまい、高額なお金と時間を失い、期待した分だけ落胆も大きく、それがストレスとなってまた抜け毛に繋がる・・・こういった悪循環に陥ってしまう可能性もあるのです。

男性型脱毛症診療ガイドラインでも発表されているように、特に薄毛・抜け毛・発毛に効果があるとされている成分は、「ミノキシジル」と「フィナステリド」の2種類のみです。

他にも、効果はあるかもしれないが、その効果に十分な確証が取れていない成分というものもありますが、現時点では、上記の二つの成分が、最も発毛効果が高いとされています。そして、これらの二つの成分が含まれている育毛剤を利用する事が、現時点で最良の薄毛治療となるのです。

ミノキシジルの発毛効果

ミノキシジルには血管拡張作用があります。ミノキシジル配合の育毛剤を、薄毛や抜け毛が気になる部分に塗布すると、皮下の血管が一時的に拡張し、血流が増加し、発毛を促します。

フィナステリドの発毛効果

簡単に説明すると、AGAによる抜け毛は男性ホルモンが影響して起こると言われていますが、この薄毛を招く男性ホルモンの働きを抑制するのが、フィナステリドの効果です。特にM字ハゲに効果があるとされています。

上記はそれぞれの成分の簡単な説明となりますが、、現にAGA(男性型脱毛症)の治療を専門とする発毛外来でも、上記のミノキシジルとフィナステリドを含んだ育毛剤を利用します。そして、これらの育毛剤が占める発毛効果の割合が非常に大きいので、個人でも薄毛治療を行なうことが可能となるのです。

ミノキシジルとフィナステリドの入手方法

現在の日本では、ミノキシジルを含む育毛剤として販売されているものは、大正製薬から販売されている「リアップ」のみです。薬局やドラッグストアで購入するか、医師から処方してもらうことで入手すること可能です。

一方、フィナステリドを含む育毛剤の国内販売はプロペシアのみとなっており、薬局等で購入することはできません。入手するには、医師から処方してもらうしか方法が無いのです。

ちなみに、国産のプロペシアを販売しているのは、米メルク社の日本法人であるMSD社(旧万有製薬)です。MSD社は「お医者さんに~相談だ♪」のCMでおなじみですね。

個人輸入で入手する方法

これらのミノキシジルとフィナステリドを含む育毛剤ですが、全て自己責任となりますが、個人輸入の代行業者を利用することで、海外から直接商品を購入する方法もあります。当ブログでも紹介している各種の育毛剤も、全て個人輸入によって通販することが可能な商品となっています。

ネット販売を行なっている代行業者の数は多いのですが、中にはニセモノを販売している悪徳な販売業者も存在しているそうです。私はその被害にはあったことは無いのですが、ネット上ではニセモノをつかまされたという情報もあります。

個人的に最も信頼できる個人輸入代行業者がオオサカ堂です。当ブログで紹介している商品も、全てオオサカ堂が個人輸入を行なっている商品です。悪い噂を聞いたことが無く、また、ニセモノを販売していたという情報もありません。対応も非常に丁寧で、昔から販売を行なっている老舗の販売業者なので、個人的に信頼して利用しています。

実際に効果のある育毛サプリメントで育毛剤を補助する

最初に書いておきますが、育毛サプリのみで髪の毛が生えてくることは、まず無いでしょう。あくまで、育毛剤の補助的に利用するのであって、育毛サプリのみで薄毛を治療・改善することは難しいと言えます。

その理由として、AGAは男性ホルモンの異常が薄毛・抜け毛の大きな原因とされており、サプリメントでは薄毛・抜け毛の現状維持や進行のスピードを抑える事ができても、男性ホルモンの働きを抑制する事ができないためです。言い方は悪いですが、気休め程度にしかならないといわけです。

発毛に有効とされる成分は、現在でも研究され続けており、徐々に「効果があるかもしれない」という成分は発見されているのですが、「確実に効果がある」とされるには、まだまだ時間がかかるといえます。

しかし、ミノキシジルやフィナステリドの、「育毛剤の効果を助ける働き」を持つ育毛サプリメントもあります。正確には、育毛剤の働きを助ける成分が含まれているサプリ、ということになりますが、補助的にこれらの成分を含むサプリを服用する事で、発毛の効果を最大限に発揮する事も可能となります。

>>育毛サプリメントで育毛剤の効果を助ける

上記の記事にて、発毛効果を助けるサプリメントの詳しい紹介を行なっていますので、是非参考にしてみてください。

亜鉛を含むサプリメント

発毛に効果があるとされている代表的な成分が亜鉛です。亜鉛は、人間にとって無くてはならない必須ミネラルで、五大栄養素の中の一つでもあります。

亜鉛は毛髪の生成に特に関係している成分と言われており、体内に取り入れられた栄養素を、体の様々な組織に変換させる働きがあります。また、亜鉛自体が、抜け毛の原因となる男性ホルモンの生成を抑制する働きがあるともいわれています。

>>髪の毛の生成に欠かせない亜鉛(ジンク)

ミノキシジルの効果を高めるリジン

リジンは体の成長に必要不可欠な必須アミノ酸で、体の窒素のバランスを正しく保つ働きがあります。他にも、神経システムに直接入り込み、免疫機能を高める作用があります。また、ミノキシジルの効果を助ける働きもあり、ミノキシジルを利用している方の多くが、このリジンを含むサプリメントを愛用しています。

>>リジンの効果と副作用

DHTの阻害作用があるノコギリヤシ

DHTとは、男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素によって変化させられた活性型の男性ホルモンのことで、俗に言う悪玉男性ホルモンです。この男性ホルモンが抜け毛の直接の原因となっています。

このDHTへの生成を阻害する働きがあるのが、フィナステリドを含む育毛剤なのですが、最近になってノコギリヤシにも、同様にDHTの阻害作用があることが分かってきました。

ノコギリヤシはハープの一種で、副作用の心配がほとんど無いという安全性と、発毛に関する有効性が最近注目されているます。

>>DHTの阻害作用があるノコギリヤシ

ビオチンで脱毛予防を行なう

ビオチンは、B-7と呼ばれるビタミンの一種で、ビタミンB群に分類される水溶性のビタミンです。ビオチンは花粉症対策にも有効なビタミンとしても有名ですがが、アトピーや育毛疲れの頭皮のケアにも使われています。

ビオチンが不足すると、肌荒れや皮膚炎、脱毛に繋がってしまいますので、育毛サプリメントとして愛用している人も多い成分です。

>>ビオチンで脱毛予防

ここで紹介した成分・サプリメントの他にも、リコピンで老化を防止するといった方法でも、抜け毛・薄毛の進行を抑えて、育毛剤の効果を最大限に発揮することができます。

発毛に効果があるとされている成分は、他にも様々なものが紹介され、サプリメントとなって販売されていますが、あれもこれもと手を出すのではなく、効果が高いとされているこれらの種類をまずは摂取してみることをお勧めします。

私個人のお勧めとしては、まだ薄毛にはなっていないが抜け毛が気になる、という場合であれば、亜鉛やノコギリヤシの成分が含まれるサプリを。ミノキシジルやフィナステリドを利用する発毛治療を行なっているのであれば、上記のサプリに加えてリジンやビオチンを含むサプリを摂れば効果的だと思います。

>>髪の毛にいい食べ物や栄養素のまとめ

育毛シャンプーは使ったほうが良いのか?

CM等でも有名なので、薄毛に関心のある方ならば一度は耳にしたことがあるであろう、「育毛シャンプー」。ですが、某有名育毛シャンプーが、「薬用シャンプー」と名称が変わったことからもわかるように、育毛シャンプー自体に発毛効果があるわけではありません。

商品の詳細ページを見ても、小さく目立たない部分に「他の発毛治療と併用しています」といった記載が見られることからも、ミノキシジルやフィナステリドと併用することで、その効果を発揮するのが育毛シャンプーなのです。

中には、ノコギリヤシの成分や、発毛効果が期待できるその他の成分を含んだ育毛を謳うシャンプーも多く販売されていますが、おそらく期待した通りの発毛効果を得ることは難しいでしょう。

しかし、市販のシャンプーを使い続ける事は危険なのか?でも書いたように、できればアミノ酸シャンプーや石けんシャンプー、頭皮に優しい成分で構成されている育毛シャンプーを利用し、薄毛リスクを少しでも抑えたほうが良いとも言えます。

また、ミノキシジルやフィナステリドによる薄毛治療を行なっているならば、シャンプーは何を使っても良いと思いますが、発毛効果を最大に高めるならば、育毛シャンプーを利用しても良いと考えます。

私も過去に育毛シャンプーを利用したことがあったのですが、現在はアミノ酸系シャンプーとしてじわじわと人気が出てきている、オーセルのオアシス天然シャンプーを利用しています。乾燥肌の人にはオススメできるシャンプーです。

本当に凄い効果のある育毛シャンプーが発売されているならば、今日の日本にこれほど多くの薄毛に悩む人が居るはずはありませんし、ハゲを改善するシャンプーがあれば、これは確実にノーベル賞ものとなりますよね。山中教授、お願いします!

追記:2014/10/31

現在はオーセルからちょっと浮気して、GP.アロマシャンプーという育毛シャンプーを利用しています。過度な期待はしていませんが、健全な頭皮環境作りに期待して利用中です。中々良い感じであります。

>>GP.アロマシャンプー

毎日のシャンプーについて

育毛シャンプーの項目とも関連してくるのですが、以外に疎かにしがちなのが、毎日のシャンプーによる頭皮のケアです。この項目に関しては、育毛シャンプーの正しい使い方入浴の際のシャワーとシャンプーに関してのページで詳しく解説していますので、是非一読してもらいたいと思います。

基本的には、シャンプーの際は前洗いを十分に行ない、適度な温度のシャワーで軽く頭皮マッサージを行ないます。実際に洗っていく際も、絶対に爪をたててゴシゴシ洗うことは避けましょう。頭皮を傷める原因となります。

そして、できるだけお湯に浸かるようにして、血行促進に努めます。お湯に浸かっている間に頭皮マッサージを行なっても良いでしょう。お風呂の後はしっかりと髪の毛を乾かすようにして、気化熱で頭皮の温度を下げないように気をつけます。

正直、頭皮マッサージにどれだけの発毛効果があるのかは分かりませんし、全身の血行が悪ければ、頭皮まで十分な栄養や酸素も運ばれてこないとは思うのですが、やらないよりはやるほうが良いでしょうね。

生活習慣の改善

ここからは、できれば行なっておいたほうが良いという項目となります。AGAによる薄毛・抜け毛の原因は、その殆どが男性ホルモンによる異常と言われていますが、生活習慣の乱れやストレス、食生活においても、薄毛リスクとの密接な関わりがあると言われています。

>>生活環境による薄毛・抜け毛

以下に、毎日の生活から薄毛のリスクに繋がると考えられている項目を紹介します。

それぞれの項目から、より詳しい記事へ進む事ができますが、一般的には不規則な生活や偏った食事、日々のストレスが関係して、抜け毛を増やす要因ともなっているようです。

しかし、この項目の冒頭にも書きましたが、薄毛の原因の8割から9割は、男性ホルモンによるものと言われています。なので、生活習慣を改善し、医師からもまったく問題ない健康状態とのお墨付きをもらっても、薄毛の進行を止めることはできません。

薄毛の改善に繋がらないのであれば、普段通りの生活でも良いと考えるのが普通ですが、それでもこれらの生活の乱れは、薄毛のリスクを増大させることは間違いありません。

薄毛治療を行なっているのであれば、特に生活習慣にも気をつけておきたいところです。健康的な体からは、健康で丈夫な毛髪がすこやかに育っていくことでしょう。とにもかくにも、喫煙だけは百害あって一利なしですね。。。

日々の積み重ねが薄毛予防や改善に繋がる

少し長いページとなってしまいましたが、現状ではこのような対策と治療法を実践していけば、ある程度の薄毛改善にはなってくると考えられます。もちろん、薄毛の進行具合によっても効果は変わってきますし、まったく効果が見られない場合もあります。

しかし、AGAの治療と対策は、始める時期が早ければ早いほど効果が高くなると言われています。放置すればそれだけ薄毛は進行していき、なんとかしなければ、と考えた時にはもう手遅れといったパターンも実際には多いのです。

そして、人間若い頃というのは様々な無理がききますが、そういった無理は老化とともに、体に確実に現れてきます。普段から暴飲暴食や睡眠不足、ストレスの多い生活、喫煙や過度の飲酒等、体に害のある行いを続けていけば、いつかのタイミングで、体に何らかの異変をもたらします。

日々の積み重ねは大切です。もう遅い、と考えずに、今からでもできる事を実践していきましょう。ひいては、抜け毛が減り、薄毛の進行スピードを抑えることにも繋がりますし、5年後10年後と、薄毛治療の技術が進歩して、あらたな治療法が確立された際にも、その成功率を高める結果となるかもしれません。

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