AGA(男性型脱毛症)のセルフチェックとは、幾つかの設問にYES/NOで答えたり、心当たりの度合いによって1~5段階程で点数を付け、最終的なポイントの合計でAGAかどうかを判断するというものです。
もちろん、セルフ・チェックで当てはまる項目が多かったり、合計ポイントが高いからといって、必ずしもAGAと断定できるわけではありません。しかし、目安として可能性が高いということが分かれば、何かしらの対処を行なっていくための足がかりやきっかけになることはあります。
AGAのセルフ・チェック
以下に10個の項目があります。あなたは以下の項目で当てはまるものはありますか?YESの場合は「1個」として加算してください。これらの項目に当てはまるものが多ければ、それだけAGAの可能性が高くなります。
- 最近抜け毛が急に増えてきた
- 頭皮が常に脂っぽい
- 自分は几帳面・神経質な性格だと思う
- 喫煙する習慣がある
- 外食が多い
- ストレスを感じることが多い
- お酒を飲む量が多い、または毎日飲む
- 親戚・親兄弟の中で薄毛の人がいる
- 睡眠が不足がちで疲れている
- 髪が薄くなっている気がする
当てはまる項目が0~2個の場合
当てはまる項目が0~2個であれば、今のところAGAの心配はなさそうです。しかし、生活環境の悪化やストレスの増大等でも抜け毛は発生し、AGAが発症する可能性を高めてしまいますので、当てはまる項目を今後増やさないように、今の生活を維持していきましょう。
当てはまる項目が3~6個の場合
やや危険性が高いと言えます。ストレスを感じていたり、外食が多い生活環境であれば、改善していくための努力が必要です。
当てはまる項目が7~9個の場合
7~9個だと、危険性はかなり高くなってきます。抜け毛が増えてしまう要因が揃っているので、今現在はAGAでなくても、将来的に薄毛になる可能性が高くなります。
また、これだけ当てはまる項目が多い場合だと、すでに抜け毛が気になっている人が多いと思いますので、一度専門外来を受診してみて、薄毛対策に乗り出してみてはいかがでしょうか。
全てに当てはまる場合
AGAの可能性がかなり高いと言えます。今現在、すでにAGAとなっている可能性もありますので、不安を取り除くためにも、一度専門外来を受診することをお勧めします。(AGAの治療は出来るだけ早く行なう)
セルフチェックが全てではない
上記で紹介したセルフチェックは、あくまで気休め程度のものと考えてください。全ての項目に当てはまるけど、AGAでない人もいます。逆に、当てはまる個数が少ないに、将来的にハゲるという人もいるのです。
また、当てはまる設問によっても、男性型脱毛症の危険度は違ってきます。特に注意したいのが、親兄弟や親戚に薄毛がいる人の場合です。AGAの大きな原因の一つとして、遺伝があります。遺伝による薄毛・抜け毛のページでも説明していますが、遺伝によって薄毛が進行してしまうということは、最近の研究結果からも分かってきました。
正確には薄毛が遺伝するのではなく、薄毛になりやすい体質が遺伝してしまうのですが、親族に薄毛が多い家系だと、AGAになる可能性は高くなるといえます。
AGAを遺伝子検査で特定する
セルフチェックでは、あくまで目安として可能性を探る方法なので、実際に自分がAGAなのかどうかは、専門外来を受診して診断してもらう必要があります。しかし、コンプレックス系の悩みは病院に行きづらいという側面があります。
そういった場合に便利なのが、AGAかどうかを自宅でチェックできる方法です。AGAを遺伝子検査で特定するのページで紹介しているのですが、AGA(男性型脱毛症)遺伝子検査キットというものがあり、自宅で口の中の粘液を採取し、それを郵送して遺伝子検査を行なってもらい、その結果を受けるというサービスがあります。
遺伝子検査キットは、AGAの大きな原因として可能性が高い遺伝子による薄毛を、自宅で手軽に調べることができる便利なサービスです。検査の結果、自分はAGAになりにくい体質だと分かれば、将来薄毛になるかもしれないという不安からも開放されますし、遺伝子的にAGAの可能性があると分かれば、すぐに治療を行ない、薄毛の進行を遅らせるための手を打つこともできます。
AGAの治療は、なるべく早く行なうことで薄毛の進行をかなり抑える事が可能と言われています。しかし、実際にはかなり薄毛が進行してから治療を決意するという場合が多く、進行した薄毛はそれだけ改善が難しくなってしまうというのが現状なのです。