必須ミネラルの亜鉛
ジンク(亜鉛)は、およそ300種類以上の酵素の活性化に関与している必須ミネラルで、ミネラルの中でも多彩な働きをしているものの一つであり、骨や筋肉、皮膚、毛髪など、亜鉛は全身の様々な箇所に存在しています。
このようなことから、亜鉛が不足すると体のあちこちで様々な症状が現れてしまいます。しかし、現代社会の食生活では、亜鉛は十分に摂取することが難しくなっており、その不足分を補うのがサプリメントです。
亜鉛を含むサプリメントは様々なメーカーから色々な種類が発売されており、どのサプリメントを選べば良いのか迷ってしまいます。しかし、アマゾンや楽天市場で購入する場合であれば、レビュー数が多くて価格もお手ごろなものがすぐに見つかりますし、どのサプリでも同様に亜鉛の摂取が可能なので、どれを選んでも問題はありません。
また、ドラッグストアや薬局、スーパーやコンビニ等でも数百円で購入することが可能なので、一度に大量に購入する必要が無いのであれば、通販を利用せずとも手軽に購入することも可能です。
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過剰摂取に注意!
亜鉛は別名「セックスミネラル」とも呼ばれており、性機能を高める作用もあるといわれています。この様に、亜鉛は特に男性にとってプラス作用の高いミネラルなのですが、だからといって大量に摂れば良いというわけでもありません。
亜鉛は毒性の非常に小さな栄養素とされており、通常の食事によって過剰摂取を心配する必要はありません。しかし、亜鉛の過剰摂取によって体内からは「銅」が不足してしまうことがわかっています。
銅は腸管からの「鉄」の吸収を助けます。また、銅は骨髄で「ヘモグロビン」の生成の際に鉄の利用を活発にする働きを持っており、銅が不足することで貧血等の症状が起こる可能性があります。
また、亜鉛の過剰摂取によって「急性亜鉛中毒」が引き起こされる可能性も指摘されています。症状としては胃障害やめまい、吐き気が見られますが、重篤な症状に発展することは稀です。
いずれにしても、亜鉛の1日の摂取量は成人男性で10mg~15mgとされていますので、それ以上は摂取しないように気をつけてください。
亜鉛の摂取基準(mg/日)
各年齢別の亜鉛の食事摂取基準 (日本人の食事摂取基準2010年版) は以下の通り。あくまで目安となりますが、参考までに。推奨量のRDAとは、「Recommended Dietary Allowance」の略で、ある性別・年齢階級に属する人の殆ど(97~98%)が1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量のことです。
性別 | 男性 | 女性 | ||
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年齢 | 推奨量(RDA) | 上限量 | 推奨量(RDA) | 上限量 |
0~5(月) | – | – | – | – |
6~11(月) | – | – | – | – |
1~2(歳) | 5 | – | 5 | – |
3~5(歳) | 6 | – | 6 | – |
6~7(歳) | 7 | – | 7 | – |
8~9(歳) | 8 | – | 8 | – |
10~11(歳) | 10 | – | 10 | – |
12~14(歳) | 11 | – | 9 | – |
15~17(歳) | 13 | – | 9 | – |
18~29(歳) | 12 | 40 | 9 | 35 |
30~49(歳) | 12 | 45 | 9 | 35 |
50~69(歳) | 12 | 45 | 9 | 35 |
70以上(歳) | 11 | 40 | 9 | 30 |
妊婦(付加量) | +2 | |||
授乳婦(付加量) | +3 |