ノコギリヤシで薄毛・抜け毛対策

DHTの阻害作用があるノコギリヤシ

ノコギリヤシは北アメリカ南東部が原産のヤシ科の植物で、ハーブの一種です。海沿いの松林や砂丘に生息しています。昔から北アメリカに住むインディアン達が、その果実をスタミナ源として愛用していました。現在も北アメリカに自生しており、欧米では色々な用途に使われています。

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育毛やAGA、精力剤に関心のある人なら、一度くらいはその名前を聞いたことがあるかもしれません。また、精力剤としても使われており、加齢による精力減衰が気になる人々にも愛用されています。

冒頭にも書きましたが、ノコギリヤシはハープの一種なので、副作用の心配が無いのも、広く利用されている要因でしょうか。発毛に関する有効性は、wikipediaによる情報が詳しいので、以下に引用して紹介しておきます。

ノコギリヤシ(saw palmetto, Serenoa repens)はDHT阻害作用のある薬草であり、一般薬よりも安価で、フィナステリドやデュタステリドよりも副作用が少ないと言われている。他の5αリダクターゼ阻害薬とは異なり、ノコギリヤシのエキスはテストステロンからDHTへの変換を阻害する時にPSA分泌の抑制は行なわない。

フィナステリドが5αリダクターゼの主要なアイソエンザイムであるtype2のみを阻害するのに対し、ノコギリヤシはtype1, 2両方のアイソフォームを抑制する。ここで注意しなくてはいけないのは、こうしたin vitro(生体外)で示されたDHT阻害作用が必ずしもin vivo(生体内)での効果を意味するのではないということである。脱毛症に対して6か月間の調査を行なった予備研究では6割に改善が見られたとのことだが、使用した用量については報告されていない。この研究は小規模なもので、期間も比較的短いことに注意されたい。

ノコギリヤシが脱毛症に何らかの効果がある、とするこの唯一の報告は信頼性が高いものではない。PubMedで唯一検索された論文はノコギリヤシエキスの製造元により発表されたものであり、2003年1月に全米で放送されたテレビ番組「20/20」では「たわごと」とされた。これは研究対象が10人のみであり、調査期間も6か月と短かった点による。

wikipedia 脱毛の治療 より

現在でも研究が進められている成分でもあり、100%薄毛に効く!という成分ではありません。それでも、特に中高年にとっては心強い味方となる成分でもありますので、育毛サプリとしてではなく、それ以外の用途を目的として摂取するのも良いかもしれませんね。

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