ミノキシジルタブレットと体毛の関係

ミノキシジルは、フィナステリドと並んで発毛効果が期待できる成分ではありますが、副作用もいくつか報告されています(ミノキシジルの副作用)。その副作用の中で、特に顕著に見られるのが、体毛が濃くなってしまう副作用です。

この副作用はミノキシジルの作用でもあり、厳密には副作用というわけではないのですが、体毛を気にしている人にとっては無視できない症状となります。

ちなみに、この副作用は飲むタイプのミノキシジル育毛剤(タブレットタイプ)で起こる副作用であって、塗るタイプであれば、もちろん塗った箇所にしか作用しません。頭皮から吸収されたミノキシジルの成分が、血液を通って他の部位に影響を及ぼす可能性も否定できませんが、影響があったとしてもそれはかなり軽微なものでしょう。

どのように体毛が濃くなるのか?

まず最初に影響が現れてくるのが、腕や足、顔の産毛等です。冬場であれば、露出している部分は顔と手首から先くらいなので、その部分の体毛を処理するだけで済みますが、薄着となる夏季においては、次から次へと生えてくる体毛に悩まされるという方も多いようです。

また、腕や足、顔だけでなく、眉毛や鼻毛、背中の毛等も濃くなっていきます。ミノキシジルの作用で全身の産毛が濃く、長くなっていきますので、全体的に体毛の濃さが目立つようになっていきます。

ただし、体毛に発毛効果が現れなければ、基本的には頭皮にも効果が現れてこないとも言われていますので、体毛が濃くなるということは、ミノキシジルの成分がしっかりと効いている証拠でもあるのです。

体毛にも、頭髪と同様にヘアサイクルが存在しています。なので、ミノキシジルによって成長促進された体毛が永遠に太く伸び続けるわけではありません。ある一定の期間だけ成長すれば、一旦抜け落ちてまた新しい体毛が生えてくることになります。

ミノキシジルをタブレットタイプで摂取している人は、この様な体毛が濃くなる副作用はかなりの頻度で発生してしまう様子で、それが我慢できずに塗るタイプのミノキシジル育毛剤に変更する利用者も少なくないようです。

ミノキシジルのタブレットタイプは最終手段?

体毛が濃くなるというのは、気にしないという人もいれば、やはり気になってしまうという人もいるでしょう。特に、人目につきやすい営業や接客を行なっている人であれば、体毛を伸び放題にしておくこともできません。日々伸び続ける体毛がコンプレックスとなり、ストレスに感じてしまうこともあるでしょう。

ミノキシジルタブレットは、含有量が5mgと10mgの2種類があり、当然含まれている容量が多い方が発毛効果は高くなります。しかし、体毛が濃くなるという副作用の現れ方も強くなってしまいます。そこで、体毛がどうしても気になる場合は、摂取するミノキシジルの容量を減らしてみて、発毛量と体毛の成長度合いを確認してみましょう。

ミノキシジルタブレットの5mgでも体毛が濃くなるようなら、ピルカッター等で半分に割って、2.5mgまで服用を減らしてみます。当然、体毛は薄くはなっていくでしょうが、それに比例して髪の毛の発毛も少なくなる可能性があります。

摂取量を減らしてみても、体毛の濃さに改善が見られない場合は、塗るタイプのミノキシジル育毛剤に変更し、フィナステリドとの服用でAGA改善を図っていきます。

言い換えれば、まずは塗るタイプのミノキシジルから開始して、効果が現れなければタブレットタイプへ変更していく・・・という様に、様子を見ながらミノキシジルを試していくという方法も考えられます。

塗るタイプで発毛効果が得られれば、タブレットタイプに移行する必要はありませんし、効果が無ければそのタイミングで経口薬に移行して、少しでも副作用の可能性を廃除していく方法もあるということを知っておきましょう。

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