フィナステリドと並んで、育毛に最も効果があるとされているミノキシジルですが、今までは「塗るタイプ」が主流でしたが、最近では「飲むタイプ」のタブレットタイプが人気となっています。
そして、このミノキシジルタブレットには、ミノキシジルの含有量が「5mg」のものと、「10mg」のものが販売されています。素人目に考えると、含有量が高い方が効果が高いのでは?と考え、いきなり10mgの方を選択したくなるものですが、含有量が多いということは、その分副作用も強くでることになるので、最初から10mgのミノタブを服用することは、あまりお勧めできません。
元々、ミノキシジルは血圧を下げるために開発された薬です。その影響から、少なからず心臓にも負担を与えてしまうというわけです。
まずは塗るタイプのミノキシジル育毛剤から始めてみる
上記で説明したように、いきなり含有量の多い10mgのタイプを服用するには、リスクも伴います。また、含有量の少ない5mgのタイプを服用したからといって、副作用が全く無いとは言い切れないのです。
もう一つ、タブレットタイプによる代表的な副作用があります。それは、髪の毛だけでなく、体毛も濃くなってしまうという副作用です。
ミノキシジルの副作用の項目でも、副作用について幾つか説明を行なっているのですが、元々はこの副作用は偶然に発見されたものであり、その副作用を利用して、育毛の分野で研究・開発を行なってきた経緯がミノキシジルにはあります。
そこで、まずおすすめしたいのが、塗るタイプのミノキシジル育毛剤を利用する方法です。塗るタイプとしては、ロゲインやカークランド、ポラリス(NRシリーズ)が有名ですね。国産の育毛剤であれば、大正製薬のリアップシリーズが、ミノキシジルを含む、塗るタイプの育毛剤となります。
塗るタイプのメリットとして、ミノキシジルの成分がその塗った箇所にのみ作用するということです。なので、頭皮へ塗りこんだ場合、毛が濃くなるのはその箇所のみとなり、体の他の部位には影響を及ぼしません。
ただし、頭皮にも毛細血管が無数に張り巡らされており、塗りこんだ育毛成分が、微量ではありますが体内に吸収される可能性はあります。体内に吸収される量は極微量とはいわれていますが、一応その点も留意しておきたい点ではあります。
タブレットタイプの方が効果は高いが・・・
ミノキシジルを頭皮に塗りこむよりも、体の中に入れて直接効果を及ぼすタブレットタイプの方が、発毛効果は高いと言われています。しかし、先にも書いたように、心臓にかかる負担の増大や、頭皮以外の体毛が濃くなってしまう副作用があるなど、一長一短はあります。
できるだけ副作用を避けながら、効果的な育毛効果を得るためには、まずは直接の副作用が少ない塗るタイプを利用するほうがよいでしょう。そして、効果を感じられない場合は、塗るタイプの育毛剤の、ミノキシジルの含有量を徐々に増やしていきます。
その後、塗るタイプでは目に見えた効果が体感できなかった、という場合に、タブレットタイプを利用するといった様に、段階を踏んで利用していく方法が、副作用を最小限に抑えつつ、最大の効果が得られる含有量を探す、オーソドックスな方法となるでしょう。