フケといえば男性によく見られる悩みとのイメージがあります。女性に比べて皮脂の分泌量が多いため、どうしてもフケができやすいからです。
しかし現在では女性の間でもフケに悩まされているケースが増えています。昔に比べて明らかに清潔な環境で暮らしているにも関わらずどうしてフケ症の女性が増えているのでしょうか。
女性は乾性フケが多い
男性との大きな違いは乾性フケが多いことです。皮脂の分泌量が多いことで発生する脂性フケではなく、頭皮の乾燥が原因で発症するのが乾性フケです。
頭皮の表面がカサカサに乾燥した結果、表面が剥がれ落ちる形でフケになるのです。そのためフケは薄く乾いているのが特徴です。
誤ったヘアケアで頭皮が乾燥する
頭皮が乾燥してしまっている女性が増えている、といわれてピンと来る人も多いはずです。そう、誤ったヘアケアです。これが原因で女性のフケ症が増えているのです。
汚れをしっかり落とさないといけない、と意識しすぎるあまり頭皮の潤いを維持するのに必要な皮脂までも除去して結果的に乾燥状態をもたらしてしまうわけです。
この問題は単にフケだけに留まらず頭皮トラブルの原因にもなります。たとえばアレルギー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎。乾燥とともにバリア機能が低下していると炎症が起こりやすい状態になってしまうのです。
乾性フケだけでなく脂性フケになるケースも増えています。とくに多いのがストレスの蓄積や無理なダイエットによるホルモンバランスの乱れ。これが皮脂分泌を増やしてしまうのです。こうした日常生活の問題からフケが増えやすいのが女性のフケ症の大きな特徴です。