ミノキシジルやフィナステリド配合の塗るタイプの育毛剤
NR-10は、頭に直接塗りこむ「塗るタイプ」の育毛剤です。米国の「ポラリスリサーチラボラトリーズ」という会社が開発し、世界中で多くの男性に愛用されている育毛剤です。
ポラリスは特に薄毛の進行が大幅に進んだ男性向けに成分が配合されており、高い効果が期待できます。発毛に効果が期待できるとされる、定番のミノキシジルを16%も含有し、フィナステリドやその他特別にえりすぐられた補助成分がこれを助けます。
さらに、この育毛剤の特徴としては、体内に吸収されやすいコラーゲンとエラスチンを含んでいます。これらの成分が、硬直してしまった頭皮に浸み込み、毛包の弾力性を高め、発毛しやすい頭皮環境へと改善してくれます。
長い間、薄毛・抜け毛に悩んでいる人にも効果が確認されており、ほとんど毛が無くなってしまった人にも効果が期待できるとされています。また、フィナステリド配合の育毛剤と併用することで、さらに高い効果が期待できるとされています。
ポラリスの効果・効能
先ほども書いたように、ポラリスの有効成分は育毛作用が高いとされるミノキシジルとフィナステリドです。これらの有効成分以外にも、コラーゲンやエラスチン、ビタミン各種が配合されていますが、あくまでも主役の成分はミノキシジルとフィナステリドです。
この二つの成分は、日本皮膚科学会が発表している男性型脱毛症診療ガイドラインの中で「推奨度A(行うよう強く勧められる)」に分類されている成分です。世の中には育毛・発毛が確認できるとされる成分はたくさんありますが、最も作用が高いとされているのが上記2種類の成分となります。
ポラリスにはこの二つの有効成分が配合された、塗るタイプの育毛剤としてはおそらく最も知名度の高いものであると言えそうですが、知名度が高い一番の理由としては、やはりその効果の高さでしょうか。
特にM字部分や生え際に効果的とされており、かなり薄くなってしまった、或いは見た目には毛髪が確認できないような場合であっても効果があるという実験データも存在しています。
ただし、発毛の度合いは個人差が大きく、特に年齢が進むに連れて育毛剤の作用も弱くなる傾向にあります。薄毛の治療は出来るだけ早く行う必要があると言われている理由もこれに当たります。
ポラリスの副作用
医薬品である以上、副作用は避けては通れない道なのですが、塗るタイプの育毛剤であるポラリスには大きな副作用は無いとされています。例外として、心臓疾患を抱えている人や、血圧を下げる薬(高血圧の人)は利用に際しては注意しなければなりません。
これは、ポラリスの主成分であるミノキシジルの作用の一つである「血管の拡張作用」に起因するものです。ミノキシジルは血管を拡張することで血流を改善し、頭皮に栄養や酸素を行き渡りやすくすることで発毛・育毛を促すわけですが、心臓病や高血圧を抱える人にとっては、僅かな血圧の変化でも大きな影響を受けてしまう可能性があるからです。
また、稀にポラリスの使用後に心臓がドキドキする(動機)症状や胸の痛みを訴える方も確認されていますので、利用の際に同様の症状が出た場合は、直ちに医師の診断を受けるべきです。
軽微な副作用としては、頭皮の痒みや炎症、頭皮の発汗等の症状が報告されています。頭皮が弱いと感じている人は、例え軽微な症状であっても医師と相談の上で利用するかどうかを決めるべきでしょう。
リアップとポラリスの違いとは?
ポラリスに含まれているミノキシジルは発毛に最も効果的であるとされていますが、日本でもミノキシジルを利用した育毛剤が販売されています。大正製薬のリアップシリーズがそれに当たります。
ただし、リアップはミノキシジルの含有量が一番多いものでも5%となっており、ポラリスNR-10の16%に比べて約3分の1程の含有量となっています。一概に含有量が多ければ効果が高いとは言え無いのですが、成分が濃い方が効果が高いのでは?と考えるのは当然だと思います。
実際に、国内で販売されているリアップよりも、ミノキシジルの含有量が多いポラリスシリーズの方が人気は高い傾向にあるようです。
上記のグラフは、キーワードの人気度を測ることが出来るGoogleトレンドで「リアップ」と「ポラリス」を調べた結果となりますが、グラフではポラリスの検索ワードがリアップよりも高いことが伺えます。
AGAの治療を専門とするクリニックや病院でも処方されることが多くなっているポラリスですが、薄毛の問題は非常にデリケートであり、なかなか医師に相談できないという方も多く、そういった方々は薬局でも購入可能なリアップを求める傾向にあるようです。