フィナステリドの副作用

ミノキシジルと同様に、フィナステリドにも副作用があります。しかし、その副作用は全体の2%~5%程と低く、程度もあまり大きくありません。そのことからも、副作用に気づかないという人も居ます。

但し、副作用に関しての正しい知識もしっかりと持ち、より安全に使用していくことが重要です。

初期脱毛

フィナステリドを服用後、1ヶ月ほどで初期脱毛が起こる場合があります。初期脱毛は、1ヶ月程度で減っていき、その後、毛髪は増えていくというサイクルを通過します。なので、使い始めて脱毛が始まったので使用をやめてしまったという使用例もよく聞きます。

効果をしっかりと体感するには、最低でも3~6ヶ月は服用を継続する必要があると言われています。

性欲の減衰

フィナステリドの副作用として良くみられるのが、性欲の減退や勃起不全、睾丸痛、精子の減少等が挙げられます。しかし、フィナステリドは性欲を司るテストステロンへ直接作用するものではないため、理論上起こりえないものとされています。

また、生まれてくる子供に何か影響が出るのでは?という心配もありますが、胎児への影響や精子の奇形といった報告は無いようなので、その点は安心して利用することができます。

体調不良

胃部不快感、腹痛、下痢、頭痛、肝障害などの体調不良がおこる場合もありますが、いずれも男性機能の低下よりは発症率は低く、発症した場合も軽症で済むことが多いと言われています。

ちなみに、万有製薬でプロペシアが発売されるにあたり、国内で臨床試験が行われた際には、276例中11例の4%の方に上記のような副作用が報告されたそうです。その副作用はいずれも軽いもので、軽症で済む場合が多いとのことですが、それでも副作用は副作用です。体に異常が見られた場合はすぐに使用を停止して、医師の診断に相談しましょう。

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