AGAによる抜毛・薄毛の進行具合には、他の脱毛症とは違っていくつかの特徴があり、通常3パターンの進行具合に分けられます。以下にその特徴を紹介していきます。
前頭部から進行するパターン
AGAの抜け毛の進行具合で最も多いのがこのパターンです。前頭部から薄くなっていき、前頭部の生え際の毛髪が徐々に薄くなっていき、その後頭頂部に広がっていきます。
頭頂部から進行するパターン
次に多いのが頭頂部からAGAが進行していくタイプです。つむじ辺りの毛髪が徐々に薄くなり、円形に広がっていきます。
M字型に進行するパターン
最後に、M字型に進行していくパターンです。最も多い前頭部から薄くなるタイプと似ていますが、前髪の中央部分が残るのが特徴です。このM字型のパターンでは、AGAが進行しても前髪の中央部分の毛髪は残るという人もいます。
これらのAGAによる抜毛の進行パターンは、遺伝的な要因も大きいということが、最近の研究で解明されつつあります。例えば、前頭部から薄毛・抜け毛が進行するタイプの男性型脱毛症の親族が家系にいる場合は、同じタイプの進行で髪が薄くなっていくことが多いということです。
AGAの原因のページにも、遺伝によるAGAに関する記事を書いていますので、こちらも併せて読んでみてください。
AGAは進行していく
このページでは、パターン別にAGAの進行パターンを紹介しましたが、AGAは進行性だという事実も知っておかなければなりません。
現在、AGAの人は全国で1260万人とも言われています。そして、その中で薄毛を気にかけている人が約800万人、何かしらのケアを行なっている人は650万人といわれており、約半数の人が「ほったらかし」にしている状態なのです。
進行性のAGAをそのままにしておけば、髪の毛は減り続けます。そして、徐々に薄くなっていき、そこで初めてAGAに関するケアを考えます。しかし、その時点ではかなりAGAが進行していますので、治療が難しくなる要因となってしまいます。AGA(エージーエー)は、早めのケアが大切なのです。