フケの種類は大きく分けると2種類あります。それぞれ原因と症状に違いがあるため、フケ症に悩んでいる人は自分がどちらに分類されるのかを確認しておきましょう。
脂性フケ
まず脂性フケ。フケといえばまずこちらを連想する人が多いでしょう。ジメジメ、ベタベタと湿っているのが特徴で、大きな塊になります。見た目からして不潔な印象をもたれるのでできやすい人にとっては大きな悩みとなります。
この脂性フケの原因は皮脂の過剰分泌。多すぎる皮脂をエサに癜風菌という細菌が異常繁殖し、フケを大量に作ってしまうのです。
このフケが厄介なのは毛穴を塞いでしまうことで発毛・育毛を阻害してしまうことがある点。男性にとっては二重の意味で厄介なフケといえます。
乾性フケ
もうひとつは乾性フケ。こちらは逆に皮脂が少なすぎることで発生するフケです。
頭皮がカサカサに乾燥し、バリア機能が低下することで頭皮が肌荒れを起こしやすくなっていると表面にかゆみが生じます。かゆみに任せてかいていると皮膚の表面が剥がれ落ちてしまい、それがフケとなるのです。
現代社会ではこちらの種類が増えているといわれています。おもな原因と言われているのが誤ったシャンプー。頭皮の水分とバリア機能を維持するための皮脂まで除去してしまい、肌荒れを起こしてしまっているわけです。
一般的に脂性フケは男性に、乾性フケは女性に多く見られます。それぞれの原因と対策方法を把握したうえで自分のフケに適した対策を行わないとフケ症に悩まされ続けることになってしまうのです。