テロメア (Telomere) は真核生物の染色体の末端部にある構造で、染色体末端を保護する役目をもちます。Telomere はギリシア語で「末端」を意味するτέλος (telos) と「部分」を意味する μέρος (meros) から作られた語で、末端小粒(まったんしょうりゅう)とも訳されます。
テロメアは特徴的な繰り返し配列をもつDNAと、様々なタンパク質からなる構造です。DNAは5’末端から3’末端に向かって複製される。したがって、鋳型DNAの片方はDNA二重鎖がほどけると同時に複製されるが、もう片方は何度もDNAポリメラーゼ(DNAを複製)が働くこととなり、どうしても複製できない部分が残ってしまう。それをおぎなうために無意味な繰り返し配列=テロメアがあるのである。
wikipedia テロメア より