辛いものを食べると禿げる?

AGAによる抜け毛の原因としては様々なものがあり、代表的なものに遺伝による男性ホルモンの異常が挙げられます。遺伝による薄毛・抜け毛でも詳しく書いていますが、男性ホルモンによる原因が8割とも9割とも言われていますので、辛いものを食べたからといって禿げるというのは都市伝説に過ぎません。

しかし、都市伝説で片付けてしまうのは説得力に欠けますので、辛い食べ物と抜け毛の関係を少し考察してみたいと思います。

辛いもや刺激のある食べ物は髪の毛に良くない?

冒頭にも書きましたが、これは誤りです。唐辛子や豆板醤といった、辛いものを食べることによって薄毛になるのであれば、辛いものを良く食べるインドやタイ、韓国の方は薄毛の人が多いということになります。

しかし、実際にはそんなことはありませんよね。辛いものが薄毛に関係しているのならば、辛いものを日常的に食べている国の人は皆禿げているということになってしまいます。

さらに、辛いものには刺激があるので、その刺激が髪の毛には良くないという噂もあります。これも誤りです。寧ろ、辛いものには血流促進作用があることから、体温を上昇させ、適度な発汗も行なわれ、血の流れを良くしてくれます。

血流と薄毛の関係は肩・首のこりを解消して血行を促進するのページや、有酸素運動で血流を改善するのページ等でも書いていますが、髪の健康には血行の良し悪しが重要なのです。

ただし、汗をたくさんかいた後のケアは必要です。汗をかいたままのベトベトした頭皮をそのままにしておくと、そのベトベトには皮膚常在菌がたくさん繁殖してしまいますので、抜け毛の原因を作ってしまいます。

辛いものよりも脂や塩分に注意

辛いものが抜け毛や薄毛を招くというよりも、辛い食べ物の味付けに問題があるように思います。辛い食べ物は、得てして味付けは濃い目のものが多いものです。

居酒屋や外食でも、辛いものにはうまみ成分である塩分や砂糖、脂といったものがたっぷりと入っています。これらの調味料がたっぷりと入ったほうが、濃い味となって美味しいので、ついつい食も進んでしまいます。しかし、ここが落とし穴となってしまいます。

食事環境による毛髪への影響でも紹介しましたが、偏った食事は抜け毛の原因となってしまいます。そして、辛くて美味しいものばかりを食べていては、当然栄養も偏り、髪の毛に必要な栄養素が不足してしまい、抜け毛が増えてしまう要因となるのです。

こういった理由もあり、「辛いものを食べると禿げる」といった都市伝説が出来てしまったのではないでしょうか?その食べ物が辛いことよりも、濃い味に気をつけるべきなのです。

飲ミニケーションが薄毛・抜け毛の原因となる

外食の中でも、特にお酒の席では、辛いものと一緒にお酒も進むことでしょう。しかし、お酒を飲みすぎてしまえば糖分過多が薄毛を招いてしまいますし、飲酒と食事の合間での喫煙も、頭皮にとっては悪影響を及ぼします。(喫煙や飲酒の影響による脱毛

ここまで書けばすでにお察しの通りとなりますが、「辛いもの」ではなく、「味付けの濃い食べ物」や「飲酒」、「喫煙」が抜け毛・薄毛の原因となっているわけです。

AGAの悩んでいる人や、AGAでなくても薄毛・抜け毛が気になる人は、お酒の席を控えることも考えてみましょう。「ついつい飲みすぎた」や、「ちょっと食べ過ぎた」は、髪の毛にとっては良くありません。

食事環境が毛髪に与える影響を考慮し、抜け毛や薄毛の改善・予防策をすぐにでも実践していきましょう。もちろん、節制することは健康にも良いのですから。

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